AIとは云う物の
昨日から朝日新聞主催の囲碁名人戦が行われていた。
何と挑戦者は若冠19歳の柴野虎丸8段である。8段といっても名人挑戦者になったので、自動的に8段に昇段したばかりだ。
15年ほど前迄は、囲碁は日本のお家芸であったが、韓国や中国の追い上げであっという間にその地位を奪われてしまった。
この若き挑戦者は、今後中国韓国と対等に渡り合えると目される期待の星だ。

この画面は朝日新聞が、ライブで流している画面だが、AIの評価値が趙名人65.3%、挑戦者が34.7%として名人有利と判断している。

一方世界最大の中国の囲碁サイトも実況中継していたが、全く同じ局面で、名人43%、挑戦者57%で挑戦者有利と判断していた。
AIといえども囲碁のような複雑なゲームでは、それぞれ判断に迷うのだろう。AI万能が叫ばれる現在、ちょっと安心した次第である。
結果は若き挑戦者が2日間の戦いを制し、中押し勝ちして、対戦成績を2勝1敗とした。先に4勝した方が、勝者なる。
因みに賞金は3300万円となるが、プロ野球選手などに比べると実に少ない賞金だと思う。
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