姫ウズラの雛が孵ったその4

11月22日に孵った姫ウズラがずいぶん大きくなった。もう親指姫の面影はない。成鳥の半分以上の大きさだ。羽もすっかり生え揃い頭部のみ僅かに換羽が残っている。温度も最初のころは35°に設定していたが、現在は22°に設定している。水を飲む為の足場としていた粟穂などは食べ尽くし、いつの間にか茎だけにしてしまった。
毎日見て気付いた事だが、地上で生活するウズラは、当然身の安全を図る為に、孵化してすぐに自力で歩く。そしてまだ体が大きくなる前に産毛が取れて換羽し飛べるようになってしまう。急いで換羽した後でゆっくり親の大きさにまで成長するようだ。一方樹洞の中で育つインコ類は先に体がどんどん大きくなってから羽毛が揃い始める。そして親と全く同じ大きさになってから巣立ちするのだ。実に自然の摂理とは云え合理的だと思う。
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