そして１羽もいなくなった

ところが、ももちゃんとるりちゃんは、全く合い入れなかった。画像は、間に私が入っている事によって成り立ったものだ。るりちゃんは大声で叫んでいる。そもそも長年飼っているももちゃんのいる処に、るりちゃんを迎え入れたのが大きな過ちであった。

るりちゃんはインプリント個体の為、ももちゃんを同類とは見做していなかったのだろう。おまけに自ら挿し餌をして育てた為に、ものすごい甘えん坊で、常に私を呼んで鳴く。いや、コンゴウインコの場合は叫ぶと云った方が当っている。するとももちゃんも合わせて大声で叫ぶという具合になり、その騒々しさは、すさまじい物となった。
我が家は、ごく普通の住宅地にある為、いくらなんでもこれ以上は無理だろうという判断のもと、若いるりちゃんを手放す事となった。

残ったスカーレットマコウのももちゃんは、ちょうど１年前の１２月３日に突然なくなってしまった。我が家では２８年一緒に暮らしたが、まだまだ、コンゴウインコとしては、あまりに早い死であった。

詳しくは昨年、当ブログで紹介した通りだ。しかし不思議な事に先日読み直してみたら、未だに拍手が増えており、４００近い拍手を頂いている。多分、コンゴウインコで検索された方の目に留まり、拍手を入れて頂いているのだと思う。


画像はキエリボウシインコのロリータだ。
我が家では３０年以上飼っていたが、我が家に迎えた時は、既に１５歳以上になっていたかもしれない。何故なら、スペイン語の様な言葉をベラベラ喋り、自らを、ロリータと呼んでいたが、我が家に来てからは新しい言葉は全く覚えなかったからだ。

キエリボウシは、ヨウムと並んでお喋りの天才なので、若ければ、我が家でも新しい言葉を覚えたにちがいない。

そのロリータも今はなく、現在、我が家には大型インコが１羽もいなくなってしまった。
実に寂しい限りだ。この歳になって、新たに５０年も長生きする大型インコを飼い始めるのは、無謀とも思えるが、心のざわめきを抑えられないでいる。