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原発事故報告

 013

今日は花や鳥とは全く関係ない記事となってしまうがご容赦頂きたい。

実は今日、原発避難区域の居住地域の楢葉町に住んでいた姉を見舞った。
現在は、住み慣れた我が家を追われ、いわき市に建てられた画像の仮設住宅に居住している。
右側一番手前の住居に老夫婦で住んでいる。
それまでは田舎の駅なので、ホームに電車が滑りこんで来てから、家を出ても乗車できるような、改札口から50m位の広い家に住んでいたのだが、御覧の通りの住居での生活を、余儀なくされている。
本日11時頃の画像だが、表に出ている人は一人もいず、人の生活のにおいが感じられない。
この様な生活状況の中でも、プランターで花を楽しんでいる方がいるのを見て、わずかではあるが救われた気がした。この様な仮設住宅が何十棟となく立ち並んでいるが、皆家の中でひっそりと暮らしているのか、土曜日であるにもかかわらず、人影はあまり見れなかった。


011

放射能汚染とは無関係に、初夏ともなれば渡り鳥は訪れており、ホトトギスの声がこの林から聞こえてきた。
カワラヒワは近くに巣でも掛けているのだろうか、頻りにコロコロ、ビーンと囀っていた。
人の生活は変わっても、野鳥はいつもの年と同じように暮らしているのだろう。

誰がどうの、政治がどうの、会社がどうのとこのブログで語るつもりはないが、老いて無表情になってしまった姉の顔を見たら、少し悲しくなってしまった。


 001

少し離れた処には避難者を当て込んだ、新しい借家もたくさん建っていた。
其処の借家のプレートの上にツバメが止まっているのを見て、茂吉の歌を思い出してしまった。

のど赤き 玄鳥(つばくらめ)ふたつ 屋梁(はり)にいて 足乳根(たらちね)の母は 死にたもうなり

今日は暗いブログになってしまい申し訳ない。
明日はまた、4日ぶりにウロコインコの雛を覗いてみるので、成長した画像をお見せできればと思う。
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こんばんは
政治がどうのとか 誰がこんなこといった とかじゃなく
なないろいんこ1さんの この記事のような現実を もっともっと
多く 報道では伝えてほしいです。
仮設住宅では 雨に濡れることはなくても 地震がきたから
このように 日々が大きくかわってしまい 人まで変えてしまう・・・
悲しいことですが 現実としてもっと伝えて 復興も もっと熱を
いれて 1日でも早く もとのようになりますように!と思いました。
全然 暗いブログなんかじゃ ありません^^

いえいえ!

 マスコミ報道ではない、身近な情報は貴重なものです。言い方、表現は許してもらい、お姉さん夫婦、早く元のような暮らしに戻れればいいですね!

若い方は、また別の生き方もできるのでしょうが
老人はもう仮設住宅からででる事はできないでしょう。

原発事故がなければ、何不自由なく最後の時を
迎える事が出来たのでしょうが
あまりに可哀そうです。

今日は明るい記事を書きますよ(笑い)

Re: 大魔王さん今日は

1人1人辿ればそれぞれの悲しみと苦しみがあると思います。
このブログはあくまで生き物を通したブログですので
敢えて、多くを語りませんでした。
語り出したらきりがありませんので。
計画では2年後に避難区域解除の計画を進めているようですが、
果たしてそれまで生きられるかどうかという状況です。


プロフィール

なないろいんこ

Author:なないろいんこ
動物を飼い始めてから60年になります。猛禽類やインコ、フインチ、海水魚、熱帯魚、金魚などいろいろ飼ってきましたが、いまだにその習性が修正できず毎日せっせと世話をしてます。時々インコの雛が生まれます。手乗りの雛をご希望の方は、下記にお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先:sym.yoshikawa@gmail.com
登録証:10-市川健福 262-1 販売
有効期限:2026/04/06
千葉県市川市

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