ヒムネキキョウインコの八つ子はすべて巣立った。

ヒムネキキョウインコの八つ子はすべて巣立った。
決して狭くはないスペースではあるが、おもちゃ箱をひっくり返したような様相だ。昨日親から離そうと思ったが、機会を逸してしまった。8羽の若鳥を捕まえて別のフライングケージに移すのは大変な作業だ。もたもたしていると、お母さんと巣立ちビナの区別がつかなくなってしまう。来週の土曜日には何が何でも離さなければならない。
実のところ、この作業が大変なんだな。ヒムネキキョウインコは飛翔力に優れた鳥で。右に左に上に下にで、縦横無尽に飛び回るし、外に逃げ出さない様、入り口はガードしなければならないし。この辺が素人の悲しさで、ケージの真ん中に巣箱を置いてあり、邪魔になってしまう。

そして巣箱に雛がいないことを確認したら、何ともう次の産卵に入っていた。
八つ子を育て上げたばかりだというのにだ。オーストラリアンパラキートというのは、皆こんなに逞しいのだろうか。ヒムネキキョウインコは一般的に神経質で弱い鳥だと言われている。
オールバードという雑誌に何年か前、「ヒムネキキョウインコを加温しないで飼うのは、お金をどぶに捨てる様なものだ」と書かれていたが、全く実情は違う。この親たちは、たまに飲み水が氷ってしまう様な環境の中で、冬越ししており、この時期は、これでもかというバイタリテーを見せつけてくれる。その方は25℃にエアコンを設定して飼育していた様だ。
それにしても、この巣箱の中、8羽の雛が育った巣箱とは思えない。実に綺麗に巣箱を使う。
私も見習いたいが、まあ、無理でしょう。

そしてこちらはと言えば、もう2番仔の雛が孵っていた。昨日の画像だ。
1番仔の時は、去年使った巣箱を掃除しようとして逆さにしたら、なんと中で抱卵していたお母さんだ。その後、巣草を取り換えて卵をその上に置いたところ、そのまま抱卵育雛してしまった。
まるで、「焼け野の雉子」だ。多分こんな言葉を使っても若い方は知らないかもしれない。今「やけののきぎす」と入力して変換したが出てこなかった。もう死語になってしまったのかもしれない。
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