インコ、オウムは褒めて躾ける。

インコやオウムを躾けるのに、罰を与えることで躾けられると思っている方がいたら、大きな間違いだと私は思う。
先日、あるところでコザクラインコが噛み癖がついたと云う会話を聞いた。それとなく聞いていると、手乗りコザクラを譲った方が、噛み癖がついたコザクラの矯正法を話していた。噛んだ時には、すかさずくちばしをパンと指ではじいて噛み癖が治ると云っている。そんな馬鹿なと思ったが、人の話に口をはさむ必要はないので、少し離れて黙って聞いていた。
罰を与えたり、叱ったりして躾けられるのは、かなり高度な、知能を持った哺乳類だけだと私は思っている。その種の動物でも、叱るよりほめた方が学習効果が高い事が、現在のアニマルトレーニングの主流だ。
昨日図書館から借りて来た画像の本にも、その辺の事が詳しく書いてある。バーバラ・ハイデングライク女史著の本だ。誠文堂新光社から出ている。この出版社は、実にまじめで、あまり多くは売れないと思うのだが、動物マニアが喜ぶような本をどんどん出してくれるので大好きだ。誠文堂さんには申し訳ないが、この種の本は、わざわざ買わなくても、図書館にある事も多い。もしなければ他の町の図書館から借りてくれる。もしくは絶版でなければ、購入してくれる。
この本に一貫して書かれている事は、ご褒美トレーニングだ。インコ・オウムをお飼いになっている方は、是非一読して頂きたい。最もこんなこと十分わかっているよという方も多いと思うが。
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