兄弟仲良く
今日兄から荷物が届いた。動物関係の書籍31冊。

実はコンラッドローレンツの「ソロモンの指輪」は40年以上前に私が兄に上げた本なのだ。兄は本好きでかなりの本を持っているので、収まりきらなくなって来たとのことだ。なんと送って頂いた本のうち14冊は私も持っている本であった。
しかし兄弟と云うのは、ここまで趣向が似てくるものなのだろうか。勿論今回は私の好みそうな本を選りすぐって送ってくれたということもある。
殆どの本は絶版になっており、今ではなかなか手に入らない。

私は7人兄弟の末っ子で、甘やかされて育ったせいで、全くダメな男になってしまったが、兄弟姉妹皆仲が良い。
兄弟の仲が良いのには訳がある。それは親が財産と云うものを全くと言って良いほど遺さなかった為だ。
これって意外と大事なことだと思う。下手に財産など残すと、弁護士を入れて分配した後は、ハイさよならという事になってしまう。
この教訓があるので、私も財産は残さないことに決めている。尤も残すような財産もないのだが(笑)。

左が戻ってきた「ソロモンの指輪」だが、右が我が家にある「ソロモンの指輪」だ。御覧の通りもうぼろぼろ。何十回読んだだろうか。
とりわけ自戒を込めて心に刻んでいる一節があるので紹介してみる。
8章 何を飼ったらいいか! の次の一節
きみが買ってはならない動物は、二つの大きなグループにわけられる。一つは君と一緒ではやっていけない動物たち、もう一つは、その動物と一緒ではきみがやってゆけない動物たちである。
当ブログを訪問頂いているような方は、とうの昔に「ソロモンの指輪」はお読みになっているかと思うが、若しまだの方がいらっしゃれば、是非ご一読頂きたい。
私は若い時に、長く生きさせることは出来ないのが分かっているのに、沢山の生き物を飼ってきた。実に罪深いことをしてきたと反省している。
そして私がその生き物とはやっていけない動物も沢山飼ってきた。例えばキツネやオオコウモリ、リスザル等。これらの動物は相当の覚悟と、家族の同意なしではとても飼いきれない。
その反省に立ってここ数十年は無理をしなくても飼える生き物だけ飼っているつもりだ。でも、家族はそう思っていないところが弱い処だ(笑)。
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