紅雀は夏羽に変わって来た

日曜日の画像だが、ベニスズメが夏羽に替わって来た。
非繁殖期に入ったという事になる。ある程度の年齢の方は、小鳥屋の店先で、追い込みカゴの中に何十羽と押し込められ、しかも、ピンクとグリーンに色をつけられて売られていたのを覚えておられる事と思う。
1羽900円。
しかし、これが秋口になると、なんと♂は実に深みのある赤色となり、塗られた色より何倍も美しい小鳥に変身してしまう。
しかし夏羽はオスもメスも実に地味な色だ。その間に輸入され、そのままでは売れないので、わざわざ下品な色を吹き付けて売られていた。
ご存知の方も多いと思うが、♂の囀りは、かなり美しく鑑賞に堪える。インドなどからの輸入が途絶えて長年経つので、現在はベルギーなどで繁殖されたものが輸入される。今や高級フインチだ。一昔前は江戸川の河川敷などでカゴ抜けした鳥が繁殖していた様だが、最近はそんな話も聞かなくなってしまった。
需要と供給が価格を決めるのは、世の常だが、本来もっと大切にされて良い鳥だったかと思う。
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