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今朝はどのくらい紅雀の巣作りが進んでいるか、楽しみに小屋に入って行った。
昨日はなかったが、今朝はシュロの繊維を内部に敷きつめていた。多分その中にアキクサインコや自分の羽毛を敷き詰めて産座にするのだろう。
さあ、楽しみだ。普通は始めから壺巣を入れるか、ブンチョウなどに使う箱巣を使うので、このように自ら巣を作るところは見れない。
しかし不思議だ。昨日のブログで、本当に珍しい紅雀の巣作りに対して拍手が5個しか頂けなくて、単純な♂の画像に12個もの拍手が頂けた事だ。たんに紅雀の♂はどんな色かといってネットで検索すればいくらでも出てくるに違いない。しかし、紅雀の巣の画像は、多分そんなに出てこないと思う。
紅雀の巣の画像が珍しいとお判りになった方は是非拍手を入れて頂きたい。それだけの価値はあると思うのだが如何でしょうか。
これが♂の画像だ。深みのある赤で、且つ鳴き声はとても美しい。
動きが敏捷で、野鳥が飼えなくなった現在、愛好者も結構いらっしゃるようだ。
紅雀が日曜日にインコの巣箱の中に巣草を運びこんでいた。アキクサインコの繁殖を止めさせる為にふたを外しておいた巣箱なので、中は全くのがらんどうだ。そこに巣を作るのは大変だろうと思い、手助けの為に柿の木の枝を添えて置いた。やりましたよ。今朝の画像です。7割ぐらい巣が出来ている。これから巣が完成するまで毎日撮影しようと思う。
実は私は30年前にも紅雀の繁殖に成功している。禽舎にペアで入れていたら知らない間に繁殖していた。
ただ、昔からの愛鳥家はご存知のように、紅雀は大量にインドなどから輸入されていて、1羽1000円位で売られていた。しかも繁殖期になるまでは、今画像に映っているように、オスもメスも地味な色なので、緑やピンクにスプレーで色付けされて売られていたのだ。したがって誰も繁殖しようなどと思わなかった。
しかし今は違う。現在は、ベルギーやオランダで繁殖されたものが輸入されて来て、高級フインチとなっている。このペアだって大枚はたいて買ったものだ。但しこの鳥は輸入物ではなく、国内で繁殖された地仔と呼ばれるもので、尚且つ自育されたものだ。
私は、胡錦鳥にしろ日の丸鳥にしろ、十姉妹の仮親を使ってまで繁殖しようとは思わない。それぞれ考え方は違うだろうが、私は、雛さえ取れればよいとは思わない。
とにかく毎日どうなっていくのか楽しみだ。若い方は紅雀を見た事がない方も多いと思うので、♂の画像も載せて置く。
この画像を見て「あっ、懐かしい」と思われる方は、人生経験豊富な方でしょう。
30年ぐらい前まではグリーンやピンクの色で着色されて、小さなかごに何十羽と押し込められて売られていた鳥。そう、懐かしいあの紅雀です。昔はインド等から大量に輸入され、1羽800円から1000円位で売られており、子供のおもちゃのような扱いを受けていました。
ところが今や高級フインチの仲間に昇格しています。輸入されなくなったからなのですが、なんせ安い鳥なので、日本では誰も繁殖しておらず、そのまま幻の鳥となってしまった訳です。何年か前からヨーロッパブリードの物が輸入され出回ってきました。
昔、多摩川の河川敷などで野生化したものが繁殖していたようですが、今は見られなくなったようです。
実は、私は30年以上前に、この鳥を繁殖させた事があります。3坪程の禽舎に駒鳥を入れて繁殖させようと思っていましたが、本命は繁殖せず、このベニスズメが繁殖した次第です。
中に何本か植え木を植えて置いたのですが、その木の地上50センチ程の処にそれはそれは見事な壺巣を作り繁殖しました。
それから時を経て、あれから30年、やっとまた巡り合えて繁殖に挑戦する事になりました。結果はまたご報告します。勿論この仔達は鳥友からお譲り頂いた地子です。まだ色が完全には上がってませんが、繁殖モードに入ると、きれいな赤になり、文字通り紅雀となります。