

姫ウズラの雛が孵ったその4

11月22日に孵った姫ウズラがずいぶん大きくなった。もう親指姫の面影はない。成鳥の半分以上の大きさだ。羽もすっかり生え揃い頭部のみ僅かに換羽が残っている。温度も最初のころは35°に設定していたが、現在は22°に設定している。水を飲む為の足場としていた粟穂などは食べ尽くし、いつの間にか茎だけにしてしまった。
毎日見て気付いた事だが、地上で生活するウズラは、当然身の安全を図る為に、孵化してすぐに自力で歩く。そしてまだ体が大きくなる前に産毛が取れて換羽し飛べるようになってしまう。急いで換羽した後でゆっくり親の大きさにまで成長するようだ。一方樹洞の中で育つインコ類は先に体がどんどん大きくなってから羽毛が揃い始める。そして親と全く同じ大きさになってから巣立ちするのだ。実に自然の摂理とは云え合理的だと思う。
手乗りヒメウズラになるか
姫ウズラの雛が孵った―その3

今日可愛いヒナを撮影した。孵化後5日目の雛だ。まだ親指の大きさ迄にはなっていない。流石に手のひらに載せて、自分でシャッターを切るわけにはいかないので、女房に撮ってもらった。その後珍しく、可愛いと云って掌に載せて暫し遊んだ。いつもこの様なら良いのだが・・・。そして挿し餌などをしてくれるようなら、同伴出勤もしなくていいが、そうもいかないところが難しい処だ。
それはさて置き、インターネットで調べた結果、今までの育て方は間違っていないようだ。考えてみれば、インコの雛の完全栄養食のエグザクトなら、同じ穀物食のヒメウズラにも良いという事なのだろう。もう少し大きくなったら、ミールワームをちぎって手から食べさせると手乗りヒメウズラになるようだ。暖かくなるまで部屋飼いし、春になってから禽舎に放そうと思う。
姫ウズラの雛が孵った

今朝禽舎を覗いてみたら、姫ウズラの卵の殻が1メートルくらい離れたところにあった。どうやら孵化したようだ。まだメスは巣に就いており、雛の姿は見ていない。多分羽根の下に抱いているようだ。どうやら自育してくれそうな気配だ。慌てて家に戻り、インコの挿し餌用のケーテーエグザクトを取って来て入れて置いた。明日は餌を食べてくれているかどうか楽しみだ。幸い明日は休みなので、チックフードを買ってこなければと思う。
それにしても、姫ウズラが羽の下に雛を抱えている様子は、想像してみるだけで楽しい。一体孵化直後の雛の大きさは、どの位なのだろうか。昔、学生の頃路上で姫ウズラの雛として、売っていた仔を飼ったことがある。かなり小さかったので、姫ウズラである事を信じて疑わなかったが、あっという間に普通のウズラになってしまった。それから想像するに相当小さいと思う。同じ頃紹介した日の丸鳥は全て無精卵で孵らなかった。